3人家族・4人家族・5人家族の引越し費用は、家族人数だけでは決まりません。荷物量、移動距離、引越し時期、階段やエレベーター、荷造りをどこまで任せるかで大きく変わります。
この記事では、公開されている相場データを目安として紹介し、実際の見積もりで確認すべき項目と、家族引越しの費用を抑える方法を整理します。表の金額だけで業者を決めず、同じ条件で複数社を比べてください。
3人・4人・5人家族の引越し費用相場

引越し侍公式サイトが掲載している相場データでは、3人家族・4人家族・5人家族以上の平均は次のとおりです。通常期は5月〜2月、繁忙期は3月・4月として集計されています。データは2026年7月時点の掲載内容で、地域や荷物量によって実際の料金は変わります。
| 世帯人数 | 通常期の平均 | 繁忙期の平均 |
|---|---|---|
| 3人家族 | 約76,000円 | 約119,900円 |
| 4人家族 | 約80,000円 | 約130,000円 |
| 5人家族以上 | 約81,000円 | 約120,000円 |
5人家族以上の平均が4人家族より低くなることもありますが、これは集計データの分布によるものです。「人数が多いほど必ず高い」とは限らず、荷物量、距離、日程、トラックの空き状況を含めて見積もりが決まります。
家族の引っ越し費用、距離別、時期別の目安

同じ家族人数でも、距離が伸びるほど運賃や作業時間が増えます。引越し侍公式サイトの掲載データから、3人・4人・5人家族の通常期と繁忙期の目安を抜粋します。
| 移動距離 | 時期 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族以上 |
|---|---|---|---|---|
| 15km未満 | 通常期 | 約70,000円 | 約72,800円 | 約80,000円 |
| 15km未満 | 繁忙期 | 約100,000円 | 約102,715円 | 約105,000円 |
| 50km未満 | 通常期 | 約80,000円 | 約99,600円 | 約95,000円 |
| 50km未満 | 繁忙期 | 約116,900円 | 約147,300円 | 約125,000円 |
| 200km未満 | 通常期 | 約100,000円 | 約100,000円 | 約95,000円 |
| 200km未満 | 繁忙期 | 約180,000円 | 約200,000円 | 約125,000円 |
| 500km以上 | 通常期 | 約220,000円 | 約200,000円 | 約200,000円 |
| 500km以上 | 繁忙期 | 約320,000円 | 約345,600円 | 約350,000円 |
長距離では、混載便やコンテナ輸送など、業者によって別の運び方を提案できる場合があります。荷物の到着日、保管の有無、補償内容も含めて比較しましょう。
家族の引越し費用が決まる条件
- 荷物量:家具・家電の数と段ボール数でトラックサイズや作業員数が変わります。
- 移動距離:近距離か長距離かで運賃と作業時間が変わります。
- 時期と曜日:3月・4月は繁忙期になりやすく、日程を選べる場合は通常期や平日も比較対象になります。
- 建物条件:階段作業、エレベーターの有無、駐車位置、通路幅で追加作業が必要になることがあります。
- 作業範囲:荷造り・荷解き、家具の分解組立、養生、エアコン移設などを依頼するかどうかで変わります。
関東運輸局も、距離、家財量、作業員数、荷造りの範囲、階段・エレベーター、ピアノや車の有無などを料金の条件として案内しています。
家族の引越しを安くする方法

1. 不要品を処分してから見積もりを取る
使わない家具や家電を運ぶと、その分のスペースと作業が必要です。処分方法や費用を先に確認し、持っていく荷物を決めてから見積もりを依頼しましょう。不用品回収を業者に頼む場合は、作業費と処分費を分けて確認してください。
2. 希望日を複数用意する
引越し日を1日に固定せず、前後の日程や時間指定なしのプランも比較します。ただし、子どもの学校、仕事、搬入先の鍵の受け取りに無理がないことを優先してください。
3. 荷造りの範囲を調整する
衣類や本などを自分で箱詰めし、大型家具や家電の運搬だけを業者に依頼すると費用を抑えられる場合があります。自分で行う作業の期限と、業者が行う作業範囲を見積書に記載してもらいましょう。
4. 複数社を同じ条件で比べる
家族引越しは業者ごとの金額差が出やすいため、同じ荷物リスト、同じ希望日、同じ作業範囲で見積もりを比較します。安い見積もりでも、段ボール、養生、洗濯機設置、エアコン工事などが別料金になっていないか確認してください。

見積書で確認する項目
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 総額 | 運賃、作業料、資材費、消費税、追加費用 |
| 荷物 | 家具・家電・段ボール数、積み切り条件 |
| 作業 | 荷造り、荷解き、養生、分解・組立の範囲 |
| 日時 | 搬出・搬入日、時間指定、到着日 |
| 補償 | 破損・紛失時の連絡先と補償条件 |
見積書なのか契約書なのかも確認してください。契約後に日程を変更する場合、約款に基づく延期・キャンセル料が発生することがあります。
家族引越しの手続きと不用品処分を先に整理する
家族の引越しは荷物量だけでなく、世帯全員の住所変更や子どもの学校・保育園、勤務先、ライフラインなど確認項目が増えます。見積もりを取る前に、旧居の退去日、新居の入居日、家族それぞれの手続き期限を一覧にしておくと、追加作業や日程変更を減らせます。
デジタル庁の引越し手続オンラインサービスでは、マイナンバーカードを使った転出届の提出や、転入届のための来庁予定連絡ができます。利用条件や対象手続きは家族構成・自治体によって異なるため、対象になるかを公式案内で確認してください。
家具や家電を処分する場合は、居住する自治体の粗大ごみ受付、手数料、収集日を早めに確認します。引越し業者の見積もりには、処分する物を運ぶのか、処分せず新居へ運ぶのかを明記してもらいましょう。家族引越しでは、冷蔵庫・洗濯機・ベッド・学習机など大型品のサイズと搬入経路も事前に共有すると、当日の追加料金を防ぎやすくなります。
契約条件やキャンセル・延期時の扱いは、関東運輸局の引越し契約時の確認ポイントも確認し、見積書の作業範囲、階段・吊り上げ、養生、エアコン工事、資材代を比較してください。
荷造りの順番は引越しダンボールの準備方法、相見積もりの進め方は引越し見積もりの比較方法も参考になります。
まとめ
3人家族・4人家族・5人家族の引越し費用は、通常期ならおおむね8万円前後、繁忙期なら12万円前後が一つの目安です。ただし、距離、荷物量、建物条件、作業範囲で大きく変わるため、相場表だけで予算を決めるのは危険です。
家族の引越しを安くするなら、不要品を整理し、希望日を複数用意し、同じ条件で複数社の見積もりを比較しましょう。当サイトの引越し見積もり比較や引越し業者の比較も参考にしてください。